2023flyer-omote
[ 2023年3月11日 ]

バイバイ原発3・11きょうと2023

バイバイ原発3・11きょうと2023

会場でのカンパの金額は371,818円でした。昨年より多い金額となりました。物価高騰で生活も大変な中、カンパを頂いたみなさまに感謝感謝です。

ゲスト講演

  • 大島堅一さん(龍谷大学教授)
    「原発は、もう、時代遅れだ」
  • あらかぶさん(福島原発被ばく労災損害賠償裁判原告)
    「福島原発で働いて白血病に」

スピーチ

  1. 原発賠償訴訟原告団
    「控訴審はヤマ場に!最高裁判決頂上での完全勝利を目指して」
  2. 松田のぞみさん(気候変動問題に取組む大学3年生)
    「安心できる社会で暮らしたい」

2022flyer-omote
[ 2022年11月29日 ]

バイバイ原発3・12きょうと2022

バイバイ原発3・12きょうと2022

※当日の賛同個人・団体を追加した数です

  • 賛同個人 公表可141名(追加10名含)、不可25名、不明10名(追加5名含)
    (追加の公表可10名)國重阿夜子 神田千秋 西田秀隆 小坂勝弥 清水良子
    伊藤美子 榊原義道 中川勉 上田雅子 とがし豊
  • 賛同団体 公表可63団体(追加5団体含)、不可1団体
    (追加の公表可5団体)新婦人南支部 核のごみキャンペーン関西 太秦憲法9条の会
    京都・市民放射能測定所 AWC Youth
  • 会場カンパのご報告 ¥326,842
    ありがとうございました。

ゲスト講演

福島の放射能汚染と福島原発の後始末
講師 今中哲二(京都大学複合原子力科学研究所研究員)

報告・スピーチ

  1. 老朽原発廃炉から原発ゼロへ
    報告 中嶌哲演(原発設置反対小浜市民の会、明通寺住職)
  2. 福島の小児甲状腺がんは、やっぱり原発事故で増えていた
    報告 宗川吉汪(原発ゼロをめざす左京の会)
  3. 11年目の避難者と裁判で勝ち取るもの
    報告 原発賠償京都訴訟原告団
  4. 脱石炭・脱原発で気候危機打開を
    報告 田中 曙(南区・気候危機アクティビスト)

呼びかけ人

アイリーン・美緒子・スミス(グリーン・アクション)
飯田哲夫(京都府保険医協会)
石田紀郎(市民環境研究所)
魚山栄子(原発ゼロをめざす京都ネットワーク)
うのさえこ(3・11ゆいネット京田辺)
大植 登(原発ゼロプログラムの会)
大島堅一(龍谷大学教授)
梶川 憲(京都総評)
河本一成(京都民医連)
河本真智子(NONSTOPKYOTO)
木原壯林(若狭の原発を考える会)
佐伯昌和(有機農家)
坂本真有美(コープ自然派京都)
佐々木佳継(京都・水と緑をまもる連絡会)
下村委津子(フリーランスアナウンサー)
シャウベッカー・デドレフ(口丹自然のくらし協議会)
杦本育生(環境市民)
鈴木栄(安全農産供給センター)
宗川吉汪(原発ゼロを目指す左京の会)
田浦健朗(気候ネットワーク)
竹中寛治(日本科学者会議京都支部)
槌田 劭(使い捨て時代を考える会)
出口治男(弁護士/京都脱原発弁護団)
中井 豊(NAZEN京都)
仲尾 宏(反戦・反貧困・反差別共同行動in京都)
中山良子(非常勤講師)
朴勝俊(関西学院大学教授)
萩原ゆきみ(原発賠償京都訴訟原告)
原 強(京都循環経済研究所)
福島敦子(原発賠償京都訴訟原告)
藤井悦子(アジェンダ・プロジェクト)
細谷みつ子(生活クラブ京都エル・コープ)
堀内隆喜(市民メディアの報道写真を見る会)
堀江みゆき(原発賠償京都訴訟原告)
堀川朗子(バイバイ原発デモ実行委員)
溝内啓介(コンシューマーズ京都)
望田幸男(非核の政府を求める京都の会)
森垣郁江(つながる、みなまたとわたし)
守田敏也(フリーライター)
山内小夜子(真宗大谷派僧侶/解放運動推進本部)
山崎典子(絆キャンプin京都)
山本幸市郎(京都反原発めだかの学校)
吉田明生(京都脱原発原告団)
吉田真理子(原発なしで暮らしたい宮津の会)
吉永剛志(地域・アソシエーション研究所)

※以下のメッセージは3月11日午後五時に到着したので当日プログラムに掲載できませんでした。

多くの方々のご参集の中、「バイバイ原発 3.12 きょうと」が開催されますことをお慶び申し上げます。
東日本大震災・原発事故から11年が経ちました。私自身、事故と向き合った政治家の一人として、一度暴れだしたら、人間の手では如何ともしようがない原発を、これ以上日本で稼働することはやめたいと考え ています。立憲民主党は、綱領の中で「私たちは、地域ごとの特性を生かした再生可能エネルギーを基本とする分散 型エネルギーを構築し、あらゆる政策資源を投入して、原子力エネルギーに依存しない原発ゼロ社会を一日も早く実現します。」と示しています。今から処理に数万年かかる核廃棄物を未来に大量に残す権利は、現在を生きている私たちにはありません。震災、原発事故の記憶を胸に刻み、今こそ、1日も早く原発のない社会という未来を選択するときです。本日の集会が原発のない社会に向けた大きな一歩となりますことを心よりご期待申し上げ、メッセージといたします。

2022年3月12日立憲民主党京都府総支部連合会 会長  福山哲郎

2021flyer-omote
[ 2021年11月29日 ]

バイバイ原発3・6きょうと2021

バイバイ原発3・6きょうと2021

当日会場カンパは383386円でした。報告させていただきます。
バイバイ原発3.6きょうと実行委員会

武藤類子さんスピーチ(一部概要)全文

武藤類子さん講演「福島原発の責任を誰がとるのか」7つのテーマ

(1) 原発の裁判について

先日脱被ばく子供裁判について現実からほど遠い正しい判断から裁判所が忖度したものでした。しかしここにきていろんな裁判は一進一退の攻防戦ですが、大きな塊となり国。自治体・東電と闘っているように感じています。

東電旧経営陣を告訴した刑事裁判は一昨年3人無罪となりました。「このまま判決が決まることは著しく正義に反する」として控訴しました。今年中には控訴審が始まります。

(2) 福島原発の現状

ベント用配管が途切れている、格納庫の蓋が高レベルの放射能なのに検知しない。検証しなおさなければならないレベルといえます。先日の地震で1・3号機の水位が下がり続けている、3号機の二つの地震計が故障していた。などと問題が起きる。東電の管理に対する悪質さが浮き彫りになりました。原発事故にとっての10年はたったの10年なんですね。

廃炉作業に1日4000人の労働者を投入しているというが実質事故の終息作業ではないのか。過酷な被ばく労働をして死亡者も20人いるということです。

ここにきて見学台を作ったが高いところで毎時100マイクロシーベルトあるところに高校生を含む一般人に見学させる。

またアルプス処理汚染水が124万トンになりました。トリチュウムのほか63核種が除去できずに残留しています。国は海洋放出しようとしています。これには多くの漁連、農林水産、観光業に加えて自治体の7割以上が反対・慎重を訴えていますマスコミが報道するようになり処分しないという方針転換を考えざるを得なくなっています。

(3) 新たな放射性物質の拡散について

福島県に集められた除染土は1400万トンに上ります。中間施設に75%が集まり2045年までに県外に搬出するという法律ができていますが、県外の80%の人はこれを知らないのです。それまでに引き受ける自治体はないと思いますし、私は搬出すべきではないと思っています。

そのためか環境省は汚染土を再利用して減らそうとしていています。再生して拡散しようとしています。現在は飯館村の帰還困難地域で実証作業が行われています。汚染土の上に土をのせて花など食べないものを植え始めました。それが今、直接汚染度にキュウリやカブなど食べられるものを植える実験がされるようになりました。大学生などに紹介し各地に広めようとしています。

併せて木質バイオ発電の問題もあります。県内原発は廃炉なので再生可能エネルギーに力を入れています。数か所に建設されています。バイオは二酸化炭素の削減になるのか疑問視されていますが、放射能汚染された木を燃やすことが問題です。燃やすことで拡散し、残った灰を再生資材として使われることが懸念されます。事故の後にも新たな被ばくの危険性があります。

バイオ発電所は森林除染を変えるとして主要株主に東電と子会社がなり加害者が被災地で電気を売ることに憤りを感じます。

(4) 小児甲状腺がんについて

当時2年に一度行われる18歳以下の検査だけでした。現在までに225人の人にがんやその疑いがあるとされています。検討委員会は多発ではあるが原発との関連は認められないとしています。委員の中には見つけなくてもいいがんを見つけ患者を苦しめているとか学校での検診は強制性があるという理由をあげ過剰診断といい、検査自体を縮小していこうという動きがあります。

学校の検査は希望者だけが受診することになっていますし、必要な施術を行っているだけだということです。県民健康調査以外で見っかった甲状腺がんを数に認めないなどの点も指摘されています。福島県にある「たらちね」による調査では学校での検診希望が80%ありそれも生涯希望する人が50%いました。放射能拡散を踏まえて子どもたちの健康を長期に見守ることを目的にしています。今後も続けるべきだと思います。

(5) 伝承と教育

昨年9月に東日本大震災災害・原子力伝承館ができました。この立地条件は事故が続く原発から4キロで、中間処分施設の隣なのです。東はすぐ海で3・11クラスの地震が来れば津波で水没する恐れがあるそうです。そこに高校生などの修学旅行の誘致をしています。

240万点の資料が集められ170点の資料が公開されています。しかし展示内容を決める有識者会議は非公開で行われました。議事録も公開されましたが一部は黒塗りのままです。開館直後の報道では「事故の実相は展示されていない」「安全神話を住民に刷り込んでいたことが伝わらず、事故の反省が伝わらない」「映像が多く実物の展示が少ない」と言われています。

私も「東電裁判で明らかにされた不作為」や「双葉病院の詳細な資料」などが展示にないと思いました。

スピーディーが公開されなかったことやヨウ素剤が適正に配られなかったことなど事故対応の失敗や原発事故責任の展示がありません。災害の伝承とは起きたことをきちっと検証し反省し次への教訓を導き出すことを使命としていると思います。この3月にこれらの声を受けて変わるとは聞いています。

(6) 原子力勢力の復活

復興化促進イノベーション構想の中で避難指示区域だった市町村に国際研究拠点が作られることになり、今、誘致合戦がされています。大学や研究所・企業などが参画し、除染や廃炉技術などを中心とする研究都市を産・官・学そして住民を巻き込んで作るということです。アメリカのハンフォードをモデルにして作ろうという。ここは長崎の原爆、プルトニュウムの施設です。磐城などの大学生をすでに視察に行かせています。コロンビア川への汚染、廃棄物の地下漏洩などアメリカ一汚染された場所だといわれています。そこに多くの研究機関や企業が集まり大きな街になったためにモデルとして挙げられたと思います。が、近隣の高校リッチランドの校章は今でも「きのこ雲」です。福島はようやく原子力の呪縛から解かれたにもかかわらず

また原子力勢力のもとで事故や放射能の不安の声を封じられていくのではと危惧しています。

(以上概要)

(7) 本当の復興について

福島の原発関連死は2300人に及び、118人が自殺、復興住宅での52人が孤独死しています。鬱やPTSが多くの避難者に見られます。事故前の20倍の基準の帰還政策が間違っていると思います。放射能が高いこと、お店などのインフラがと整わないこと、避難が長くなり避難先での生活が定着したことなどの理由で帰還はもちろん進みません。現在も全体の3割にも満たない。県は当初2020年までにゼロにするとして、始めは引っ越し費用を補助するなどして帰還政策を盛んに行いました。しかし、2017年に大規模な避難解除をするとともに賠償や支援を打ち切り避難者の切り捨てに舵が切られました。

代りに新しい移住者の支援を始めました。復興予算によって避難地域であった12市町村に他地域から移住しそこで就業や起業する人には最大200万円の支給を行うとのことです。一方で避難者の方々はこの10年ご自身の努力によって生活の再建を目指してきましたが、なかには避難先の公営住宅の提供が終了しても新しい住まいを探すことができない方もいます。県はその人たちに2倍の家賃を請求したり、裁判を起こしたりしています。親族の住所を調べたりして暗に圧力をかけるという事件もありました。

事故から10年被害者は事故が無ければあったはずの10年を失い違う10年を生きてきました。事故で失うものは家や仕事だけではなく、お金には換算できない人や地域とのつながり、長く伝えられてきた伝統行事、季節と共に自然と触れ合う楽しみもあります。それらを失うことは生きる尊厳を失うことになります。それがなかなか伝わらないし、損害賠償でも認められない状況です。

国と県はイノベーション構想をうたい新しい事業に莫大な復興予算をつぎこんでいます。そこではまた原発関連企業が集い利権を得ています。産業も変わってしまい今行われている復興とは故郷が元に戻ることではなく知らない人が住む知らない町になっていくのだな~と思います。

ある役場の新庁舎完成のイベントにスタッフが着ていた服の背中に「振り向く暇があったら前にすすめ」。人災である原発事故の被害者に対して、起きたことを忘れ復興、復興と前を向くことだけを強いています。

3月25日にはオリンピックの聖火リレーがJビレッジからスタートする予定です。この場所は東電が7・8号機を認めてもらうために福島に寄付した。事故後に終息作業の拠点として東電に貸し出され充分に除染しないまま県に返されました。指定廃棄物並みの放射性物質を密かに敷地内に保管していたといういわくつきの施設です。

安倍晋三前首相のアンダーコントロールという嘘から始まり復興五輪という嘘を塗り重ねコロナというおまけまでつけられた茶番に「福島はオリンピックどころじゃねえ」といいたいです。

10年行われてきたことは事故の問題を見えなくして幕引き目論見、被害者を切り捨て放射線防護を大きくゆるめ、原子力産業に再び利権を与えその復活を許すことではないかと感じています。

これからの時代は核の問題に加えて気候変動やそれに伴う激甚災害そしてコロナのような病気が世界を襲うかもしれません。若い人たち、子どもたち、未来の世代に向けて何ができるのか原発事故を経験した一人の大人として考えなければなりません。地球に生きる一つの生物として全生命の深化であるこの星を少しでも傷つけずに存続させる努力をしていきましょう。

ゲーリースナイダーの詩「子どもらによせて」

せまりくる峰々に登るとき君に君たちにそして君たちの子どもに寄せる一言を、離れ離れにならずに花々を学び花々の道を装い軽く歩いて行けよ。離れ離れにならずに花々を学び花々の道を装い軽く歩いて行けよ

原発賠償京都訴訟団原告 萩原ゆきみさん あいさつ

共同代表の萩原です。裁判所にTPSDアンケートを提出しました。そのうち避難してきた子どもの6人に一人が引きこもりや不登校になっていることがわかりました。私の末娘もそれに近いものがあります。最近私もTPSDのアンケートでインタービューを受けました。そこで避難当初の話をするととても悲しくなるのはなぜなのか?考えることができました。子どもたちと3・11以降充分にかかわれなかったことが私の「トラウマ」になっていることに気づきました。

しかし「原発事故が無ければこんなことにならなかったのに」と思うことはもちろんですが、避難当初からの自分の行動は仕方がなかったことだと思っています。それからもいろいろと学びました。私が癒されることで娘も癒されることがわかりました。かといって原発事故のことを忘れることもできません。でも活動にのめり込んでいては自分も家族も癒せないし、生活も立ちいかないしとジレンマが続いています。例え世界中の原発が廃炉になっても、娘が人生に絶望していたり自殺を考えていたりしたら本末転倒になってしまいます。

また誠実で笑顔もありいっけんお元気そうに見えるある避難者さんにこんな質問をしてみました。「バイバイ原発の発言内容を考えているのだけどあなたにとってこの10年はどんな10年だった」と聞くと「一言では語れないけど、本当に頑張った。」とたった一言漏らして肩を震わせて泣いておられました。私には痛いほどその気持ちが伝わってきました。

毎週金曜日の関電前行動や各地のセミナーなどに私たち避難者がご一緒できないのがとても辛くて申し訳なく思っています。ですが私たち避難者も未来を心配してばかりでは生きられません。なんとか希望を見出そうと日々懸命に生きています。そんな中で脱原発社会を目指してくださっている皆さんがこうして大勢おられることに私たちがどんなに励まされているかわかりません。本当にありがとうございます。

「バイバイ原発3・6きょうと」報告スピーチ、その2

橋田秀美(若狭の原発を考える会)

「バイバイ原発3・6きょうと」には臨機応変に若狭の老朽原発再稼働の動きに抗議する現地申し入れや、全国大会を開催したり、議会の傍聴を始め、危険性を訴えるビラまきを実行委員会として一貫して行ってきました。ついには関電社長、福井県知事、経産大臣の三者会議を行うなど猛烈な国の肩入れの元、エネルギー長官が議会や首長にトップセールスという行動までしてきました。それらをつぶさに見、抗議してきた若狭の原発を考える会の橋田秀美さんが「老朽原発動かすな」に絞って熱いメッセージで訴えました。

3.6バイバイ原発アピール「老朽原発うごかすな!」

「若狭の原発を考える会」の橋田です。が、今日は主に「老朽原発うごかすな!実行委員会」の一委員としてアピールをさせていただきます。

さて、若狭には稼働から40年をはるかに超えた3機の老朽原発があります。稼働から46年、45年、44年になる、高浜1号機、2号機、美浜3号機です。原発が老朽化すれば、危険性が急増することは多くが指摘しています。ところが「40年越え運転は、例外中の例外」としながら、規制委員会は2016年に、この3機の運転延長を認可しました。しかし、認可後、関電の原発に関して蒸気発生器の減肉・損傷、原発再稼働準備工事中の死亡を含む人身事故、原発マネーの不正還流など、トラブル、事故、不祥事が頻発しています。関電が原発を安全に運転する資質と体制を有していないこと、また、新規制基準が不完全で、規制委員会の審査が極めていい加減であることを示しています。再稼働認可を取り消すべき事態です。

今、そんな若狭の老朽原発再稼働を巡る状況が、目まぐるしく動いています。高浜1.2号機を抱える高浜町は、日本初となる老朽原発の再稼働にいち早く同意を表明した自治体となりました。続いて美浜町も、美浜3号機の再稼働に同意しました。また、「使用済核燃料の中間貯蔵地を福井県外に示さない限りは、老朽原発再稼働の議論には入れない」と言っていた杉本福井県知事が、2月12日、関電の「2023年末を期限として候補地を示す」という報告を受け、態度を一変させ「一定のめどが示された。」として県議会に老朽原発再稼働の議論を促しました。資源エネ庁や経産省など国からの後押しが相当のものだったことは想像できます。しかし、二度にわたる約束破りを経て、更に3年後まで先送りするという、関電の欺瞞を前に変節した杉本知事に、今、県議会は紛糾しています。

高浜1、2号機の、特重施設いわゆるテロ対策施設の工事期限が本年6月、美浜3号機は来年10月と迫っていますが、工事終了の見通しは示されておらず、たとえ今うごかしたとしても、すぐに停止となります。それでも政府や関電は、たとえ1か月でも稼働して、60年運転への実績を作りたいのだと考えられます。

老朽原発再稼働への危機感を強く認識した私たちは、ほぼ3年前から「老朽原発うごかすな!」の大行動を始めました。高浜原発から関電本店まで歩いて繋ぐリレーデモ、その逆コースを歩く関電本店から美浜町までのリレーデモ、関電本店前、高浜町、美浜町における全国集会も複数回開催しました。関西・福井各地において「老朽原発うごかすな」をテーマにしたキャンペーン期間設定、関電や原発立地自治体、規制委員会などへの申入れ・抗議ハガキ送付行動も実施しました。昨年から今年にかけてはコロナ禍における運動の在り方を、苦悩しながら必死に模索しました。結局、実行委員会は、コロナなど無いかのごとく進められる原発再稼働工事や、原発内でコロナ感染者発生が相次ぐ中でも運転を止めない関電や政府に対して、我々が行動を自粛・委縮することはできないという意識統一を確認しました。

昨年9月6日の「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」には、日本列島のほとんどの集会やデモが取りやめられる中、全国から1600名もの方が大阪に結集され、途中からの大雨にも負けず、堂々のデモ行進も貫徹されました。昨年秋から冬にかけては、高浜町、美浜町、また舞鶴市においても、議会が老朽原発再稼働に向けた議論をすると聞いたら、その都度議会傍聴や、抗議行動に駆け付け、その回数は10回にも及びました。こうした緊急行動がすぐさま実行できることが私たちの運動の特徴です。このような取組みに、これまで一緒に行動することのなかった組織や団体がその垣根を越えて賛同、参加され、「老朽原発うごかすな!」を合言葉に連帯の輪が広がっていることを実感しています。

先月、起こった福島県沖地震。10年前、福島原発過酷事故を経験した人々はどんなにか胆を冷やされたことだろうと思います。広島、長崎そして福島まで経験した私たちが、老朽原発再稼働を許すようなら、世界から笑い者のそしりをまぬかれません。「原発全廃」は、犠牲になられた方への唯一の弔いです。故郷を奪われた被災者、避難者の方へのせめてもの癒しです。そして未来への希望です。7年間、若狭に通い、住民の方の声を聞きました。「40年超え運転は絶対あかん!」が圧倒的多数です。

みなさん、若狭の老朽原発はまだ動いていません!関電は美浜3号機を本年1月に再稼働させる予定でした。もう2か月遅れています。まだまだ、私たちの闘い如何では、十分老朽原発は止められます。今が正念場です。老朽原発再稼働阻止を突破口に、全原発の廃炉を実現しましょう。

3月20日は、高浜町にて、「関電よ💢老朽原発うごかすな!高浜全国集会」を開催します。

京都、大阪、滋賀からバスを配車します。ぜひ、みなさんのご参加をお願いします。

「バイバイ原発3・6きょうと」報告スピーチ、その3

「原発事故から住民を守る対策の相次ぐ後退」=市川章人(日本科学者会議京都)私は原発事故から住民を守る対策の問題点と、私たちの課題についてお話をします。

原発事故に対し国が2012年に原子力災害対策指針いわゆるガイドラインを作りました。それに基づいて県市町が避難計画を作っています。しかし指針はもともと住民合意を最課題にしていません。ためにその後も内容は後退しております。

●安定ヨウ素の配布の中止

混乱を減らすという口実で減らしたのは被ばく対策です。その典型が2015年指針の改定が行われました。それまで予定されていた30キロ~50キロの間のPDAUPZの設定と予測設定、スピーデーの活用を取りやめました。そして放射性物質が来てから安定ヨウ素材を飲んでからでは効果がないという理由で配布をやめました。

この逆立ちした考え方に追従して京都市は右京区・北区・左京区の25,000人分の安定ヨウ素材の備蓄をやめています。さらに2018年には指針では被ばく防護の内容を努力目標に下げてしまいました。

このように現状災害対策指針は原発再稼働を大前提に、原発事故があっても住民が守られているようなみせかけをしています。

●屋内退避は放射能の避難基本から外れている

その一つが屋内退避の問題です。原発から半径5キロの外側の人に対しては屋内退避が適用されます。避難指示はよほど放射線量が高くならない限り発出されません。内閣府は屋内退避が充分効果的であり数日以上続けることもあり得るとまで言っています。しかし放射線物質を含むプルーム空気の流れが来るにもかかわらず逃げないということで放射線防護の基本から外れています。実際プルームからのγ線は木造家屋ではたった10%しか減らすことができません。また、閉めきった屋内にいれば内部被ばくは避けられるというのは事実からかけ離れています。普通の建物では完全密閉にはできず、必ず放射能プルームは侵入してきます。特に物質が気体の場合は深刻です。国内退避が長引くと密閉性がどうであれ屋内に留まる放射性物質の合計量がみな同じになることです。それは入りやすい建物では出やすいのですが入りにくい建物では液が入ればなかなか出ていかないからです。

結局放射性物質の合計量は屋外にいてプルームを浴びたのと全く同じになります。屋内退避はなんの効果もないということになります。1時間続くプルームがあった場合、おおよそ半日屋内退避をしたら同じ結果になります。原子力規制委員会が研究委託した内容でもが同じことを指摘されているんですが

もちろん公表しません。

被ばくを避ける基本は最善の対応としてはプルームが来る前に避難すること、この点は国際原子力機関IAEAでさえそのように言っています。やむを得ず屋内退避をする場合は安定ヨウ素が不可欠です。しかも1日以上屋内退避をしてはならない。とまで言っています。避難についてはみんなで逃げるを合言葉に使用ではありませんか。

●自治体は主体的に調査と検証を

原子力災害は個人だけでは対応できません。特に決定的なのは自治体対応です。災害から住民を守るこのことが我々住民に最も身近な自治体の責務です。ところが昨年12月舞鶴市など北部で老朽原発の再稼働の説明会が原子力規制庁、関西電力、エネルギー庁合同で行われました。認定現状が大前提の身勝手な説明であるにもかかわらずこれを「いい説明だ」という率先して納得する組長がいます。これらの組長は責任放棄に等しいものです。様々な問題に自治体は主体的に調査と検証を行うべきです。住民は自己責任で逃げざるを得ないような状況を放置することは許せません。自治体には何よりも実効性のある対策を徹底追及する自己責任があります。そういっても多数の住民のひなんは容易なことではありません。複合災害の可能性もあり実効性に大いに疑問があります。そこで重要なのは自治体に実行性があるかないか実態をリアルに把握し検証させることです。そして、住民を守る確信が得られないときは原発再稼働は認めない、これが自治体の取るべき態度です。アメリカでさえ住民のアンケートが実効性がないから原発の設置を認めていません。すでに作った原発でさえ廃止をしています。

国や電力会社に追随する自治体、どうせ行政は信頼でいないといって放置するのではなく、住民を守る法的責任を果たせという要求を具体的な内容で突きつけ実行させる取り組みを強めようではありませんか。

(●見出しは堀内による)

2020flyer-omote
[ 2020年11月29日 ]

バイバイ原発3・7きょうと2020

バイバイ原発3・7きょうと2020

2020年3月7日「バイバイ原発3・7きょうと」が中止されました。2012年から始まって9回目の予定でした。実行委員会が数か月かけて企画してきましたが、コロナウイルス感染防止から中止に至りました。実行委員会はこの集会で皆さんと決議する予定だった思いを全席空席の中で委員会が訴えました。

バイバイ原発3・7きょうとのよびかけ

2020年3月、東日本大震災・福島原発事故から9年を迎えます。

福島原発事故が多くの人々の健康と生活・故郷を奪い、さらに避難の権利をも踏みにじっている状況は変わらず続いています。その上、政府はこの震災、事故からの教訓と真摯に向き合わず、福島県民をはじめ、汚染水や汚染土壌の問題でさらに犠牲を強いているような現状です。

東京電力旧経営陣の刑事責任を問う裁判では、あまりにもひどい判決が出され、到底納得できるものではありません。

また、今回、関西電力の「原発マネー」の問題が明らかになりましたが、とんでもないことです。関西電力に原発の運転をさせることは福島原発事故のような大事故につながりかねません。

私たちは脱原発を願って、京都から声を上げていこうと、2012年から毎年3月、京都・円山音楽堂にて「バイバイ原発きょうと」を開き、京都市役所までデモ行進をおこなってきました。

今回はこうした政府、電力会社に対する「怒り」をテーマに脱原発を訴えていこうと、実行委員会を発足させました。

つきましては、「バイバイ原発3・7きょうと」が脱原発の声を大きく広げる機会になるように、みなさまのご理解、ご賛同をお願いいたします。

2020年1月  バイバイ原発きょうと実行委員会

バイバイ原発3・7きょうとへのメッセージ(順不同)

●清水寺貫主 森清範さん
東日本大震災は「東日本大震災・福島原発事故」と呼ぶべきです。原発事故を風化させてはいけません。毎年、私は福島県を訪ねていますが、福島第一原子力発電所事故のため美しい自然が壊され、故郷そのものが奪われている現状を知らされます。人間が制御できない原発は、地球のあらゆる命にとって脅威です。にもかかわらず、原発の再稼働を次々と進めているのが、日本の現実です。かけがえのない命は仏そのものです。仏である命を守るために、原発のない安心な社会を目指し運動している貴集会の成功を心より祈念します。

●聖護院門跡門主 宮城泰年さん
私たちはかって原発を推進する大きな力に疑問を持たずに東日本大震災を迎えた。しかし其の反省から其の力に抗しなければならない力を持つことができた。これからも決して其の思いを失ってはならない。原発不審を隠すオリンピック、クリーンという原発の裏に流れる汚辱の金と心。汚い電力と別れよう。民意と良識は経済優先に勝たねばならない。踏まれるほど強く育つ麦のように、私たちは手を振るのみか心の拳をも突き上げて、バイバイを言い続けようではないか。

●無礙光院住職 阪口慈航さん
原発には反対します。第一の理由はあまりにも人類にとって危険です。第二の理由は、国策として原発を導入したため、電力会社には沢山の“うまみ”が与えられており、彼らはやめようとしません。その結果、次世代の安全な自然エネルギーの開発が大幅に遅れています。子どもたちのためにも断固原発には反対しましょう。

●京都みぎわキリスト教会前牧師 原田博充さん
禅寺に行くと、しばしば「吾唯足るを知る」と刻まれた石造りの手洗い鉢に出会う。私はキリスト教の牧師をしてきた者であるが、現在および将来の人間のあり方として、際限なき欲望追求をやめ、低欲望のつつましい生活を目指すべきと思う。原発・原爆の危険・有害は言うまでもない。皆が簡素なる生活を目指せば、原発は不要である。どこまでも成長、膨張を目指す国・社会のあり方を変え、原発がなくてもやっていける低欲望の社会を築いていくことを願う。

●カトリック京都司教区本部事務局 田口和宏さん
原発は、トイレのないマンションと同じです。動かすことで必然的に発生する核廃棄物を安全なものに人間の英知で未だ処理しきれず、各自治体が保管場所を押し付け合っている現状です。目先の利便性にとらわれず、自然エネルギーを有効に活用してほしいものです。

●原発いらないコドモデモ 西郷南海子さん
げんぱついらない こどもをまもろう
げんぱついらない おとなもまもろう
にほんのどこにも げんぱついらない
せかいのどこにも げんぱついらない
げんぱついらない わかさわんまもろう
げんぱついらない びわこをまもろう
たかはまげんぱつ いますぐとめよう
おおいげんぱつも いますぐとめよう
ひとにはじしんは とめられない
げんぱつだったら とめられる
げんぱついらない みんなでいおう
げんぱついらない いまこそいおう
げんぱつじこは おわってない
どうしてげんぱつ うごかすの?
げんぱつなくても でんきはつくれる
さあげんぱつを おわらせよう!

●核兵器廃絶市民ネットワーク 片山一美さん
2020年になって
2020年は原発事故から10年目、原爆投下から75年、ビキニ事件から66年です。平和首長会議の核兵器禁止の目標の年です。核兵器禁止条約は世界の理解が得られないと動きませんが、原子力発電は日本国内の問題です。現在の私たちだけでなく、これから日本に住む人たちのためにもより安全なエネルギーへと今こそ決断する時です。実現に向けて力を合わせましょう。

●自由法曹団京都支部幹事長、弁護士 小笠原伸児さん
安倍政権は、福島第一原発事故後も原発推進の姿勢を改めようとせず、原発を重要なベースロード電源と位置付け、大飯原発等を再稼働させている。また、新規制基準に基づいて再稼働を推進する安倍政権の方針を忖度し、人権擁護の砦たる責任を放棄する司法判断が相次いでいる。自由法曹団は、安倍政権による原発再稼働の推進とそれに追従する司法判断を許さず、皆さんとともに原発のない社会に向けて引き続き奮闘する。バイバイ原発3・7きょうとの成功を祈念します。

●日本科学者会議京都支部元代表幹事 富田道男さん
広島高裁の森一岳裁判長ほか2名の裁判官が1月17日、四国電力の安全対策とこれを審査した原子力規制委員会の審査に不合理があるとの理由で、伊方原発3号機の運転を差止めるとの仮処分を決定しました。市民の安全な暮らしを守るために、正当な判断を下した裁判官にエールを送りましょう。バイバイ原発3・7京都の集会にご参加の皆様、原発不要の声を上げ続けましょう。継続こそ力だと思います。

●大阪電気通信大学名誉教授 未満英俊さん
集会にご参集の皆様、ご苦労さまです。福島第一原発事故からこの3月11日で9年になる。しかしメルトダウンした原子炉の処理、敷地いっぱいに蓄積され増加し続ける放射線に汚染された地下水の処理等、いまだに見通しがたっていない。原発を続ける限り、使用済み核燃料はさらに蓄積され、その処理は子や孫たちに残される。安全神話を振りまき原発を推進してきた政府、電力会社はこの未曽有の事故から何を学んだのか。原発の再稼働をやめさせ、再生可能なエネルギーのほうに舵を切らせるためにおおくの人の力で必要です。そのために共に頑張りましょう。

●京都工芸繊維大学名誉教授 大倉弘之さん
原子力事業者に無制限の賠償責任を定める『原子力損害の賠償に関する法律(原賠法)』には免責条項があります。東電勝俣会長が当時の仙谷官房副長官に「『原賠法』の精神に照らせばご容赦いただけるのでは」と免責を主張したのは,事故から間もない2011年3月20日でした。放射能漏れが続き、事故被害がまだまだ広がりつつある状況で保身を優先する東電は原子力事業者として失格。幹部が裁判で『無罪』を主張することも許せません。

●京都大学名誉教授 加藤利三さん
日本政府は未だに電電源構成で「原発と石炭火力を基盤的エネルギー」と位置づけています。再生可能エネルギーを増やすとしていますが。熱心ではありません。昨年の「国連気候行動サミット」で、日本は不名誉な「化石賞」を受けました。一刻も早く原発を止め、石炭火力を停止しないと、地球の危機を回避することができなくなるでしょう。

●日本科学者会議会員 市川章人さん
再稼働の先兵と化した原子力規制委員会と人為ミス頻発の各原発。いつ大事故が起きてもおかしくない。一方、どの市町もUPZ外の対策計画がない。国は全国知事会も求めるUPZ外対策を推進せよ。京都駅で1日70万人が乗降し、市内観光客は多い月1日平均が左京区人口を超える17.7万人。外国人の心配トップは放射能。事故時、一時滞在者と市民の大混乱は必至。UPZ内外の原則とされた屋内退避は続けると防護効果がゼロに。事故は絶対起こしてならない。原発廃止しかない。

●宇宙に平和を!地球ネット理事 藤岡惇さん
本年1月に公表された「地球終末時計」は、史上最短の100秒となりました。次の戦争は宇宙核戦争となるでしょう。日本の上空の宇宙空間で核爆発が起こったらどうなるか。「直ちには健康被害はない」ものの、強烈な電磁パルスが発生します。地上電力網の全系崩壊が起こり、原子炉が次々と爆発し、福島の地では「天龍」が生き返ることでしょう。核兵器と宇宙兵器と原発の3つを同時に廃棄しないかぎり、「希望の惑星」を子供たちに残せない時代が来たのです。

●龍谷大学社会学部教授 荒木美知子さん
今年もまもなく3.11がやってきます。あれからいよいよ10年目にはいります。日本は原発事故から何も学ばず、政治はますます庶民の生活や感覚から離れ、民主主義を破壊しています。そのような状況にある今こそ、現状を見据え、われわれが歩むべき道を見失わないようにしなければならない。放射能の被害に遭いたくないと関西の地に根を張ってこの問題にしっかり向きあっている人たちと対話を続けることで、私もともに歩みたいと思っています。

●京都橘大学名誉教授 碓井敏正さん
危機的な状況にある地球温暖化問題で、少女のグレタさんが頑張っています。これから何十年もこの地球で生きる若者こそ、環境問題の当事者です。処理不能の放射性廃棄物を出す原発も同じです。この問題の決定権は若者にあります。

●日本福祉大学名誉教授 片方信也さん
2011年の東日本大震災時の福島第一原発事故を身近に体験した私たち日本の国民の認識は、国内だけでなく世界の国々における原発の即時廃止こそ、全人類の共通かつ緊急の願いであるということではないか。福島の被災者の生存権と尊厳を脅かし続けている深刻な現実を、置き去りにしている現政権の対応に改めて怒りの念を強くするとともに、原発即廃止へと政策転換を図るべきであるという声を届けたい。戦争へとつながりかねない憲法違反の中東地域への自衛隊派遣どころではないだろうと…。

●河野勝彦さん
原発、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換の道を推し進めるべきです。各戸の屋根に太陽光発電設備(軽自動車一台の設置費用で15~20年以上追加費用なし)を付けましょう。余剰電力の相互利用ネットワークを作りましょう。固定料金買い取り制度の満了を迎えると、太陽光発電推進にブレーキが掛かります。発電者には電力会社よりも高く、受け手には電力会社よりも安く供給できる相互利用ネットワークシステムを作りましょう。

●原発ゼロをめざす左京の会 小野英喜さん
日本はどうなる
福島原発事故後9年が経過しましたが、放射性物質の汚染はまだまだ続きます。新年早々、経産省は、「処理装置で除去できない高濃度トリチウムを含む汚染水を水に薄めて海洋放出する」と報告書にまとめ、これは「国内で実績がある現実的な方法」といっています。すでに日本の海や大気には、原発による放射性物質で汚染水が大量に捨てていることを認めています。決して許すことができない愚行です。反対の力をより大きくしましょう。

●反戦老人クラブ・京都 山田耕作さん
原発事故の被曝による人的被害は脅威です
福島原発事故以来2017年までの7年間に全国で約27万人が過剰に死亡したことが政府の人口動態統計を用いて推計されました。まだ増加中です。放射線被ばくはがんなどの病気を引き起こすだけでなく、体力・免疫力を弱め病気の回復を妨げ、老化と死亡を早めます。若い人の生殖系の被ばくは少子化を加速しています。死者の増加とほぼ同数の出生者数の異常減少をもたらしています。これらはチェルノブイリ原発事故で見られたことです。核の利用は本当に人類を滅亡させようとしています。

●日本科学者会議京都支部幹事 細川孝さん
今年も多くの方が「バイバイ原発3・7きょうと」にご参加され、脱原発の思いを新たにされることを力強く思います。2017年7月に国連で採択された核兵器禁止条約は、これまでに35か国・地域が批准し、条約の発効(50か国が批准して90日後)に向けて着実に前進しています。原発と核兵器という「二つの核」は、人類と共存できません。この人類史的な課題を実現していくために、ご一緒に取り組んでまいりましょう。

●憲法9条京都の会
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合と5野党・会派が合意した「共通政策」は、第1項目目に「・・・とりわけ9条「改定」に反対し、改憲発議そのものをさせないために全力をつくす」とし、第6項目で「地元合意のない原発再稼働を認めず、原発ゼロをめざす」としています。〝野党は共闘!〟〝市民と野党の共闘!〟と草の根からの声をあげ続けてきた大きな到達点です。さらに市民と野党の共闘、市民の共同を粘り強くおしすすめ、安倍改憲NO! 原発ゼロの新しい希望を拓きましょう。

議員・政党からのメッセージ(50音順)

●国民民主党衆議院議員 泉健太さん
「バイバイ原発3・7きょうと」に集われている皆様、お疲れ様です。震災や原発事故の記憶や経験の風化が心配される中、原発のない社会を願い、声をあげる貴団体の活動の重要性はますます高まっています。私も皆様の声を十分に国会に届けることができるよう活動して参りたいと存じます。バイバイ原発きょうと実行委員会の皆様の更なるご発展と、本日ご参集の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げ、開催にあたりましてのご挨拶とさせていただきます。

●総務大臣政務官、自由民主党衆議院議員 木村弥生さん
集会「バイバイ原発3・7きょうと」のご盛会を心よりお慶び申し上げますとともに、実行委員会の皆様をはじめ、関係各位の今日までのご尽力に深い敬意を表します。今回の集会におかれましては、ご参加の皆様が原発についてもう一度よく考えることのできるいい機会となりますことを願っております。私も地元の国会議員として、国政の場で頑張ってまいりますので、ご指導賜りますよう宜しくお願い申し上げます。結びにあたり、本日ご参集の皆様のご健勝ご多幸を記念致します。

●日本共産党参議院議員 倉林明子さん
「バイバイ原発3・7きょうと」ご参加のみなさんに心から連帯のあいさつを申し上げます。福島第一原発事故から10年目を迎えようとしているなか、多くの福島県民のみなさんが避難生活を強いられ、地元に戻りたくても戻れないのが実態です。安倍政権は、広島高裁による四国電力伊方原発3号機の運転差し止めの仮処分決定を受けてもなお、原発再稼働に固執し続けています。伊方原発では重大なトラブルが続発しており、看過できない課題を抱えたまま、再稼働ありきで進めることなど到底容認できません。「気候危機」とまで言われている気候変動への対応はまったなしの課題です。いまこそ原発依存から脱却し、分散型の再生可能エネルギーへの転換を進めるべきときではないでしょうか。市民と野党による「原発ゼロ実現」を含む13項目の政策を推し進め、野党共同提出の「原発ゼロ基本法案」の成立に全力を尽くします。原発ゼロの社会を実現するべく、ともにがんばりましょう。

●日本共産党衆議院議員 穀田恵二さん(国会対策委員長)
「バイバイ原発3・7きょうと」集会にご参集のみなさんに心からの連帯のご挨拶を送ります。関電幹部への高額な原発マネー還流問題が明らかになり、原発ゼロ、即時廃炉を求める民意が高まる中、関西電力と政府は、運転開始後43~45年となる高浜1,2号機、美浜3号機の再稼働を計画し、全国の老朽原発60年運転への突破口にしようとしています。一方、広島高裁は1月、四国電力や規制委員会の地震や火山のリスク評価を不十分として伊方原発3号機運転禁止の仮処分決定を下しました。原発と人類は共存できません。原発ゼロへ、ご一緒にたたかいましょう。

●新社会党京都府本部委員長 森山康弘さん
東京電力福島第一原発の事故が発生してから9年。福島原発の事故は収束せず未だに多くの被災者の方が避難生活を余儀なくされています。こうした中でも、関西電力と政府は運転開始後45年超え、44年超え、43年超えになる高浜1,2号機、美浜3号機の老朽原発の再稼働を画策し、全国の原発の「60年運転」を先導しようとしています。また、原発の40年超え運転は「例外中の例外」としていた政府はこの約束も反故にしようとしています。原発は一旦事故が起こると人間の手に負えず、大きな犠牲を払うことが福島の事故で立証されました。二度とこのような事態を発生させないため、私たちは再稼働阻止、全原発を廃炉にさせ、安心安全な社会をつくっていかなければなりません。その願いを全国にひろげましょう。新社会党はそのために皆さんともに闘います。

●立憲民主党京都府連合会長代行 安井勉さん
本日、「バイバイ原発3・7きょうと」集会が多くの皆さまのご参集のもと開催されますことに、心から感謝申し上げます。東日本大震災・福島第一原発事故から9年を迎えようとしています。立憲民主党京都府連合といたしましても、この日の記憶を忘れることなく、福島の復興と原発ゼロの一日も早い実現に力を尽くしてまいります。本日の集会が原発のない未来への着実な一歩となりますことを記念し、メッセージとさせて頂きます。

各地集会からのメッセージ

さよなら原発 2020関西アクション-原発やめて! 核燃サイクル中止!- より

2011年3月、福島原発事故による未曾有の大惨事を経験してから、早くも9年。言葉には尽くせない多大な犠牲と引き替えに、脱原発へと、前進しているのは事実です。もんじゅや東海再処理を始めとして、多くの原発が廃炉となり、又電力が自ら墓穴を掘ったこともあり、推進側の計画は、次々と破綻しつつあります。しかし一方、南海トラフ巨大地震、津波、火山の噴火等、自然災害の脅威は刻々と迫っています。既に18000tもの使用済み燃料と、570m3もの高レベル廃液、36tのプルトニウムをかかえてしまった今、次なる大惨事をいかに防ぐのか、大きな課題が私達の頭上にのしかかっています。とりわけ再処理工場の大事故は、絶対に防がなければなりません。一刻も早く、全ての原発を廃炉にし、超ムダで超キケンな核燃料サイクル政策を中止させましょう。共に力を合わせて全力を尽くすことを誓って、連帯のごあいさつとします。
2020.3.8さよなら原発関西アクション実行委員会
事務局池島芙紀子

原発のない社会へ 2020びわこ集会 より

福島第一原発事故から9年経ちますが、いまなお原子力緊急事態宣言は解除されず、事故原因の究明も進まず、トリチウムを含む汚染水は120万トンを超えて増え続け、国は海洋放出を画策しています。昨年、地元原発企業に渡った原発マネーが関電幹部に還流したという腐敗汚職事件が発覚し、関電には原発を運転する資格も能力もないことが明らかになりました。にもかかわらず国と関電は今年から、40年を超えた危険な老朽原発の高浜1,2号機、美浜3号機を動かそうとしています。このような暴挙を許してはなりません。私たちは「バイバイ原発3・7きょうと」に参加された皆さんとともに、原発のない社会をつくりあげる決意を新たにしています。圧倒的多数の原発ゼロを求める国民世論によって原発推進勢力を包囲し、原発ゼロ法を成立させ、放射能からびわ湖を守り、私たちと子々孫々の生活を守りぬきましょう。
2020年3月7日 参加者一同

3・11メモリアルアクション 原発のない新しい福井へ

第9回さよなら原発福井県集会2020 in ふくい より
電力供給地元の福井県の住民は、毎年3月に「さよなら原発福井県集会」を開催してきました。今年は、3月7日に福井市文化会館で第9回集会を開催します。今回は、記念講演者として龍谷大学教授の大島堅一氏(福井県出身)を招待し、「原発の本当のコスト」は非常に高いことを説明してもらいます。また、フクシマ復興共同センター事務局次長の鈴木隆夫氏から「フクシマの実情」について、さらに、地元高浜町の渡辺 孝・町議会議員から「関電原発マネー還流」について報告があります。私たちは、原発推進の国策がいかに愚かで間違っているかを明らかにし、福島原発事故を二度と起こさせてはならないことを訴えつつ、高浜・美浜の老朽原発の再稼働をゆるさない運動を強めていきます。「バイバイ原発3・7きょうと」にご参加のみなさまと連帯して、原発のない社会をつくるための住民運動を拡げ深める決意をお伝えし、連帯のご挨拶とします。
2020年3月7日 参加者一同

原発をなくし自然エネルギーを推進する大阪の会(原発ゼロの会・大阪) より

2019年9月に発覚した、関西電力の「原発マネー還流問題」は私たち電力大消費地大阪の市民の顔に泥を塗り、原発政策は原発立地の人間の尊厳を踏みにじることによって成り立っていることを更にいっそう際立たせる、許されない行為でした。2011年3月の福島原発事故から9年が経過しました。私たちはコロナウイルスの感染予防のために例年行っている屋内集会を中止しました。しかし今京都の皆様と志を同じくして大阪で「なくせ原発、再稼働はんたい、おおさか一斉宣伝行動」を大阪各地の街頭でおこなっています。私たちは今日、大阪から決議し大阪府民へ、そして全国の仲間に、発信します。

一、「原発ゼロ基本法案」を大いに学習し、広め、実現する世論と運動を作りましょう。そして、原発ゼロ基本法案を審議し、実現する政府を実現しましょう。

二、国、自治体と大電力、とりわけ関西電力に対し、原発をめぐる金銭授受と不正な関係についてすべてを明らかにし、この関係を一掃することを求めます。

三、関西電力に対し再稼働した高浜・大飯原発の即時停止と予定されている再稼働の中止を求めます。そして、全国の大電力資本に対し全ての原発の廃炉を要求します。

四、大阪府をはじめ各自治体に対し、自然エネルギー・再生可能エネルギーに本腰を入れて取り組むことを要求します。自らも身近なところから実践しましょう。

脱原発社会の実現に向け、「バイバイ原発3.7きょうと」にお集りのみなさまとともに歩むことを誓い、連帯のご挨拶とします。

賛同個人・団体(2020年3月5日現在)

個人 165人

アイリーン・美緒子・スミス
飯田哲夫
浅野佐里
東正一郎
飯田孝一
池村奈津子
池本敬子
石田幸子
石田紀郎
石浜昌宏
伊勢俊彦
伊東未来
伊藤美子
井上和子
茨木和博
魚山栄子
宇田裕子
宇田紘実
うのさえこ
江草正雄
榎田基明
大井哲郎
大島堅一
大津定美
大西和子
大野研而
大畑京子
大薮正則
隠岐一郎
小野力
小野英喜
梶川憲
桂靖代
加藤利三
門坂雅子
金丸博
川北浩史
川野俊子
河本一成
河本真智子
神田千秋
菅令子
北川政幸
吉高裕佳子
木下俊朗
木原和子
木原健一
木原壮林
國重阿夜子
河野正子
小坂勝弥
小島さつき
斉藤ゆかり
佐伯昌和
坂本真有美
佐久間ひろ子
佐々木佳継
里中悦子
篠原孝
島嵜明子
清水良子
下村委津子
シャウベッカー・デドレフ
杉浦聡太
杉林聡美
杦本育生
杉本直美
鈴木憲治
鈴木栄
須田稔
角浦節子
関矢郁子
宗川吉汪
染川淳子
田浦健朗
高木順一
高取利喜恵
高橋冬彦
田上ひとみ
瀧川恵子
竹内正三
竹原八郎
槌田劭
常佳良保
出口治男
寺本敬一
内藤洋次郎
中井豊
仲尾宏
中川好昭
長屋眞理子
中山良子
西川和男
西川隆善
西澤雅子
西村節子
西村操
西村隆一
野谷あい子
萩原ゆきみ
朴勝俊
はしかわあつこ
橋田秀美
橋本昭
長谷川薫
原強
東田理恵
樋口幸恵
福島敦子
藤井悦子
藤井貞子
藤岡敦
藤田徳子
藤田敏子
二橋芙紗子
細谷みつこ
堀内隆嘉
堀江みゆき
堀尾信廣
堀川朗子
松木郁子
松重泰子
松田茂子
松本忠雄
馬庭京子
間宮伊都子
水本旬代
溝内啓介
宮澤博美
宮田道男
宗像好男
村上聖子
村山起久子
望田幸男
森垣郁江
守田敏也
安井洌
柳川夕美
山内小夜子
山口良子
山崎典子
山添一郎
山田耕作
山田晴美
山本幸市郎
山本修司郎
吉田真理子
吉田明生
吉永剛志
米澤鐵志

(公表不可15名)

団体 45団体

アジェンダ・プロジェクト

安全農産供給センター

岩瀬医院

えこ・ろじっく・ばんど

核のごみキャンペーン関西

特定非営利活動法人 環境市民

関西よつ葉連絡会

京都うたごえ協議会

京都市職労(市立)病院支部

京都市民放射能測定所

京都循環経済研究所

京都第一法律事務所

京都脱原発原告団

京都地方労働組合総評議会

京都ネイチュア・フィーリングを進める会

京都母親大会連絡会

きょうと反原発めだかの学校

京都府AALA連帯委員会

京都府商工団体連合会

京都府保険医協会

公益社団法人 京都保健会

京都水と緑をまもる連絡会

京都民医連信和会

京都民医連ふくちやま協立診療所

原発ゼロをめざす京都ネット

原発ゼロをめざす左京の会

コープ自然派京都

コンシューマーズ京都

城陽生活と健康を守る会

市民環境研究所

新婦人南丹支部

鈴木診療所

生活協同組合 生活クラブ京都エル・コープ

生活者ネットワーク京都

全日本建設交運一般労働組合京都府本部

使い捨て時代を考える会

日本科学者会議京都支部

パタゴニア京都

はんげんぱつ新聞京都支局

反戦・反貧困・反差別共同行動in京都

非核の政府を求める京都の会

ふぇみん婦人民主クラブ京都洛友支部

伏見原発0パレードの会 京都南法律事務所内

ベッカライ・ヨナタン

緑と市民のネット運動・e未来の会

緑の党グリーンズ京都

若狭の原発を考える会

2019flyer-omote
[ 2019年11月30日 ]

バイバイ原発3・10きょうと2019

バイバイ原発3・10きょうと2019

「バイバイ原発3・10きょうと」への賛同と参加のお願い

2019年3月、東日本大震災・福島原発事故から8年を迎えます。福島原発事故は多くの人々の健康と生活・故郷を奪い、さらに避難の権利をも踏みにじっています。政府の原子力緊急事態宣言が解除されないまま、放射能は「アンダーコントロール」と総理大臣が宣言しオリンピックを誘致しました。「原発事故は終わった」とするため、様々な賠償や補償の打ち切りで兵糧攻めの福島への帰還政策が進められています。放射線測定器の設置台数を大幅に減らし、未だ放射線量が事故前より高いという現実を見えなくしようとさえしています。

福島原発事故後、国民・住民の大多数が脱原発を望むようになりました。省エネも自然エネルギーの利用も進みました。原発なしで暮らせることは明らかです。にもかかわらず国・電力会社は、目先の利益の為に100万キロワット級の原発再稼動にしがみついています。

私たちは「放射能汚染は二度とごめん」、脱原発を願って、京都から声を上げていこうと、2012年から毎年3月、京都・円山音楽堂にて「バイバイ原発きょうと」を開き、京都市役所までデモ行進をおこなってきました。原発のない社会をつくるために、気持ちを新たにしてさらに運動をひろげましょう。

私たちは、2019年3月10日(日)午後、円山音楽堂で、8回目の「バイバイ原発きょうと」を開きます。一日も早く原発をなくすために、是非ご賛同、集い・デモ行進へのご参加お願いいたします。

2018年12月  バイバイ原発きょうと実行委員会

  • 日時 2019年3月10日(日)
  • 場所 円山音楽堂

プログラム

※手話通訳あります   雨天決行
午後1時30分 開会

  1.  「つくろう原発ゼロ法」
    報告 山崎誠(超党派の議員連盟「原発ゼロの会」世話人。衆議院議員。) 各政党代表決意表明
  2.  「めざそう 原発のない社会」
    報告 安楽知子(名古屋老朽原発訴訟事務局長)
    報告 原発賠償京都訴訟原告
  3. 合唱「群青」
    作詞 福島県南相馬市立小高中学校平成24年度卒業生
    作曲 小田美樹   演奏 京都うたごえ協議会

パレード

15:00出発(円山公園~京都市役所まで)

主催: バイバイ原発きょうと実行委員会

Tel: 075-701-7223 (グリーン・アクション)
075-361-0222 (使い捨て時代を考える会)
http://nonukeskyoto.com/
Mail:info@nonukeskyoto.com

2018年1月 呼びかけ人一同

アイリーン・美緒子・スミス(グリーン・アクション)

飯田哲夫(京都府保険医協会)

魚山栄子(原発ゼロをめざす京都ネットワーク)

石田紀郎(市民環境研究所)

伊東未来(関西学院大学先端社会研究所)

うのさえこ(3・11ゆいネット京田辺)

大島堅一(龍谷大学教授)

小野力(NO NUKES ACTION)

河本真智子(nonstopkyoto)

木原壯林(若狭の原発を考える会)

児玉正人(原発なしで暮らしたい丹波の会)

佐伯昌和(有機農家)

坂本真有美(コープ自然派京都)

佐々木佳継(京都・水と緑をまもる連絡会)

下村委津子(フリーランスアナウンサー)

シャウベッカー・デドレフ(口丹自然のくらし協議会)

杦本育生(環境市民)

鈴木栄(安全農産供給センター)

宗川吉汪(日本科学者会議京都支部)

田浦健朗(気候ネットワーク)

槌田劭(使い捨て時代を考える会)

出口治男(弁護士/京都脱原発弁護団)

中井豊(NAZEN京都)

仲尾宏(反戦・反貧困・反差別共同行動in京都)

堀川郎子(バイバイ原発デモ実行委員)

中山良子(非常勤講師)

西山尚幸(コンシューマーズ京都)

朴勝俊(関西学院大学教授)

萩原ゆきみ(原発賠償京都訴訟原告)

原強(京都循環経済研究所)

福島敦子(原発賠償京都訴訟原告)

藤井悦子(アジェンダ・プロジェクト)

細谷みつ子(生活クラブ京都エル・コープ)

堀内隆喜(市民メディアの報道写真を見る会)

森垣郁江(つながる、みなまたとわたし)

守田敏也(フリーライター)

山内小夜子(真宗大谷派僧侶/解放運動推進本部)

山崎典子(絆キャンプin京都)

山本幸市郎(京都反原発めだかの学校)

望田幸男(非核の政府を求める京都の会)

吉田明生(京都脱原発原告団)

吉田真理子(原発なしで暮らしたい宮津の会)

2018flyer-omote2
[ 2018年11月30日 ]

バイバイ原発3・11きょうと2018

バイバイ原発3・10きょうと2018

写真:アイリーン・美諸子・スミス(グリーン・アクション)
撮影・録音・編集:秋山理央
機材:SONY HDR-PJ760V、ZOOM H4n

バイバイ原発3・11きょうと
2011年3・11から7年

若狭の原発動かすな!福島に思いはせ みんなでデモしよう

3月11日13:00開場 13:30開始
円山野外音楽堂 雨天決行

■スピーチ:
原発賠償京都訴訟原告団・弁護団のリレートーク
菅野みずえ(福島県浪江町からの避難者)

■パフォーマンス
羊歯明神(遠藤ミチロウのパンク民謡バンド)
盆踊りが蘇る!民謡が蘇る!東日本大震災、福島原発事故が壊したのは人々の生活だけじゃない。そこに生きる人々の心も破壊した。でも、自分達の本来の「祭り」を蘇らせることで、生きる希望を紡ぎ出すことが出来るんだという熱意が、バンド「羊歯明神」を産んだ。
ー遠藤ミチロウ
※14:25ごろよりライブ

■デモ:15:00出発(円山公園~京都市役所まで)
※問合:TEL 075-252-5680
FAX:075-251-1003

■パフォーマンス
羊歯明神(遠藤ミチロウのパンク民謡バンド)※14:25ごろよりライブ

盆踊りが蘇る!民謡が蘇る!東日本大震災、福島原発事故が壊したのは人々の生活だけじゃない。そこに生きる人々の心も破壊した。でも、自分達の本来の「祭り」を蘇らせることで、生きる希望を紡ぎ出すことが出来るんだという熱意が、バンド「羊歯明神」を産んだ。
ー遠藤ミチロウ

震災、原発事故にあった福島からしか生れなかった文化、それが「羊歯明神」(しだみょうじん)だ!

福島県二本松市に生まれ、伝説のパンクバンド「ザ・スターリン」を率いた男、遠藤ミチロウ。 福島県いわき市のホットスポットである志田名(しだみょう)地区の住民を集め、40年ほど途絶えていた盆踊りを復活させる。時代と世代を超えて愛される民謡を、アンプラグド・パンクの新たなカタチとして鳴らす。

2017年1月 呼びかけ人一同

アイリーン・美緒子・スミス(グリーン・アクション)

飯田哲夫(京都府保険医協会)

井坂洋子(原発ゼロをめざす京都ネットワーク)

石田紀郎(市民環境研究所)

うのさえこ(3・11ゆいネット京田辺)

大植登(原発ゼロプログラムの会)

大島堅一(龍谷大学教授)

小野力(NO NUKES ACTION)

木原壯林(若狭の原発を考える会)

児玉正人(原発なしで暮らしたい丹波の会)

佐伯昌和(有機農家)

坂本真有美(コープ自然派京都)

佐々木佳継(京都・水と緑をまもる連絡会)

シャウベッカー・デドレフ(口丹自然のくらし協議会)

杦本育生(環境市民)

宗川吉汪(日本科学者会議京都支部)

田浦健朗(気候ネットワーク)

槌田劭(使い捨て時代を考える会)

出口治男(弁護士/京都脱原発弁護団)

中井豊(NAZEN京都)

仲尾宏(反戦・反貧困・反差別共同行動in京都)

中根葉月(バイバイ原発デモ実行委員)

原強(コンシューマーズ京都)

朴勝俊(関西学院大学教授)

福島敦子(原発賠償京都訴訟原告団共同代表)

藤井悦子(アジェンダ・プロジェクト)

細谷みつ子(エル・コープ)

掘内隆喜(市民メディアの報道写真を見る会)

守田敏也(フリーライター)

山内小夜子(真宗大谷派僧侶/解放運動推進本部)

山崎典子(絆キャンプin京都)

山本幸市郎(京都反原発めだかの学校)

吉田明生(京都脱原発原告団)

吉田真理子(原発なしで暮らしたい宮津の会)

連絡先:事務所 コンシューマーズ京都事務所
〒604-0847 京都市中京区烏丸通二条下る ヒロセビル4F
専用TEL 075-252-5680

賛同金

団体1口: 2000円(1口以上) 個人1口: 1000円(1口以上)
振込先 郵便振替口座: 00900-5-288863
名義: バイバイ原発きょうと実行委員会

「バイバイ原発3・11きょうと」に賛同していただける個人/団体は、下記の内容を呼びかけ人までお伝えいただき、賛同費をお振込みいただくか、呼びかけ人にお渡しください。

(団体/個人 お名前)
(団体の場合、担当者のお名前)
(ネットなどでの公表)
可 ・ 否 (どちらかに〇を付けてください)
(連絡先)
電 話:
メール:
(賛同費)
(  ) 口 (    ) 円

2017flyer-omote2
[ 2017年11月30日 ]

バイバイ原発3・11きょうと2017

バイバイ原発3・11きょうと2017

撮影・編集:秋山理央
機材:SONY HDR-PJ790V、Hague Mini Motion-Cam
秋山理央
http://ar-journal.tumblr.com/
http://twitter.com/RIO_AKIYAMA
http://rfourth.jp/demo/shushi.html

2011年3・11から6年
高浜原発動かすな!福島に思いはせ みんなでデモしよう

3月11日13:00開場 13:30開始
円山野外音楽堂 雨天決行

スピーチ

長谷川健一(ひだんれん共同代表/元酪農家)
鹿島啓一(弁護士・高浜原発差し止め仮処分裁判など多数)

アピール

福島敦子(原発賠償訴訟原告団共同代表)

パフォーマンス

中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)※14:25ごろよりライブ

デモ

15:00出発(円山公園~京都市役所まで)
※問合:TEL 075-252-5222 FAX:075-251-1003

2016flyer-omote1
[ 2016年11月30日 ]

バイバイ原発3・12きょうと2016

バイバイ原発3・12きょうと2016

円山音楽堂が実数・満員2100名でしたから、デモは人数はもうちょっと多かったと思います。
いい天気に恵まれ、雰囲気もとてもいい集会でした。

「原子力村を原子力マフィアというのは、マフィアに失礼、それほどひどい。電力自由化最新事情。自民党より希望を持てる経済政策を!」朴勝俊さんスピーチ「電力自由化について」

感謝:秋山理央さん!
撮影・録音・編集:秋山理央
機材:SONY HDR-PJ790V、ZOOM H4n

秋山理央
http://ar-journal.tumblr.com/
http://twitter.com/RIO_AKIYAMA
http://rfourth.jp/demo/shushi.html

中川敬&リクオ@円山公園、30分7曲。「ピープル・ゲット・レディ」「世界はお前を待っている」「アリガトウサヨナラ原子力発電所」「踊れ!踊らされる前に」「ラヴ・ピース&アンダースタンディング」「満月の夕」「アイノウタ」。

賛同個人/団体 2016年3月9日現在 50音順

賛同個人(敬称略) 186人

アイリーン・美緒子・スミス/浅野光/有井悦子/飯田哲夫/池田文穂/池村奈津子/井坂洋子/石井元/石井久子/石田紀郎/伊勢俊彦/伊藤昭/井上加代子/茨木和博/井村三千代/上田邦夫/上谷順子/上田曜子/上野益徳/宇田憲司/宇田裕子/うのさえこ/梅田四朗/江草正雄/榎田基明/榎本晶彦/榎本てい子/大井哲郎/大植登/岡田和男/岡田可菜子/岡田泰子/岡田楯彦/岡田蕗子/岡村幸子/隠岐一雄/奥西一夫/小野力/門阪雅子/金丸博/神城明則/川田知子/川野俊子/神田千秋/北川政幸/北村昇/木下俊朗/木原和子/木原健一/木藤田恒夫/木村繁男/木村敏之/窪俊昭/黒澤英昭/小馬一起/小坂勝弥/小島さつき/児玉朋子/児玉正人/佐伯昌和/坂田幸二/坂本真有美/佐々木静枝/佐々木佳継/竺沙光子/篠原孝/島嵜明子/島津満博/シャウベッカー・デドレフ/白塚悦子/杉林聰美/杦本育生/鈴木卓/宗川吉汪/田浦健朗/高取利喜恵/田上ひとみ/竹内正三/竹原八郎/多々納眞弓/田中幸子/田中善久/千原渉/調子恵美子/塚本美津子/塚本泰史/槌田劭/常住良保/出口治男/富田道男/内藤洋次郎/仲尾宏/永岡浩一/中川忍/中沢浩二/中根葉月/中野猪艶/中濱美夜子/西川忠樹/西田秀隆/西村操/野々下靖子/野呂淑子/はしかわあつこ/長谷川薫/畠江はるみ/原強/東正一郎/日向禮子/平井紀子/平野かおる/平野隆/福島和子/藤井悦子/藤岡惇/堀内隆喜/松木郁子/松田茂子/馬庭京子/間宮伊都子/村上聖子/村山起久子/安川恵美子/保田脩治/安田美紀/柳川夕美/八尋きよ子/山内小夜子/山口良子/山﨑典子/山田耕作/山田晴美/山本昭郎/山本幸市郎/吉田明生/吉田真理子/吉髙裕佳子/吉永剛志/米澤鐡志/渡邉賢治/渡辺真弓(ほか公表不可・可否不明45名)

賛同団体 80団体

I(アイ)女性会議・京都/アジア共同行動・京都/アジェンダ・プロジェクト京都/安全農産供給センター/いそべ医院(磯部博子)/海人商会/えこ・ろじっくばんど/核のごみキャンペーン/関西合同労働組合/気候ネットワーク/木次乳業有限会社/北山の自然と文化を守る会/吉祥院病院/京都・市民放射能測定所/京都・生活者ネットワーク/京都・水と緑をまもる連絡会/京都医療労働組合連合会/京都うたごえ協議会/京都市職員労働組合/京都市職労市立病院支部/京都城南診療所/京都地方労働組合総評議会/京都第一法律事務所/京都大学ピース・ナビ/京都脱原発原告団(世話人会)/京都ネイチュア・フィーリングを進める会/京都母親大会連絡会/京都反原発めだかの学校/京都府商工団体連合会/京都府保険医協会/京都民主医療機関連合会/京都民主医療機関労働組合/グリーン・アクション/建交労 京都府本部/原発ゼロプログラムの会/原発ゼロをめざす京都ネットワーク/原発なしで暮らしたい丹波の会/憲法を生かす京都の会/公益社団法人 信和会/コープ自然派京都/コンシューマーズ京都/市民共同法律事務所/城陽生活と健康を守る会/新社会党京都府本部/新婦人の会右京支部/新婦人の会宇治支部/新婦人の会大山崎支部/新婦人の会上京支部/新婦人の会亀岡支部/新婦人の会北支部/新婦人の会京田辺支部/新婦人の会京都府本部/新婦人の会左京支部/新婦人の会下京支部/新婦人の会城陽支部/新婦人の会長岡京支部/新婦人の会中京支部/新婦人の会南丹支部/新婦人の会西京支部/新婦人の会東山支部/新婦人の会伏見支部/新婦人の会南支部/新婦人の会向日支部/新婦人の会山科支部/新婦人の会八幡支部/鈴木診療所 鈴木富美/生活クラブ京都エル・コープ/使い捨て時代を考える会/日本科学者会議京都支部/日本共産党京都府委員会/パタゴニア京都/反核京都医師の会/反原発新聞京都支局/反戦・反貧困・反差別共同行動in京都/反戦老人クラブ・京都/ふしみ「原発0」パレードの会/緑と市民とネット運動・e未来の会/緑の党グリーンズジャパン 京都府本部/良いたべものを育てる会/㈱よつ葉ホームデリバリー京都南

2015flyer-omote2
[ 2015年11月30日 ]

バイバイ原発3・7きょうと2015

バイバイ原発3.7きょうと2015

「円山公園〜祇園交差点〜四条通〜四条大橋〜四条河原町交差点〜河原町通〜京都市役所­」

2015年3月7日(土)京都市東山区で行なわれた脱原発デモ『バイバイ原発3.7きょうと』の記録映像です。参加者は主催者発表で2300名でした。

撮影・編集:秋山理央
機材:SONY HDR-PJ790V、Hague Mini Motion-Cam

小出裕章・京大助教 講演

演題「福島第一原子力発電所事故から被害者と加害者が学んだ教訓」
2015年3月7日(土)、円山公園・円山野外音楽堂(京都市東山区)で開催された『­バイバイ原発3.7きょうと』メイン集会での小出裕章さんのスピーチです。

小出 裕章

1949年東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教、原子核物理学者。原子力の平和利用­に夢を抱いて東北大学工学部原子核工学科に入学。
原子力を学ぶことでその危険性に気づき、伊方原原発裁判、人形峠のウラン残土問題、J­CO臨界事故などで、放射線被害を受ける住民の側に立って活動。原子力の専門家としての立場から、その危険性を訴え続けている。近著に『­今こそ“暗闇の思想”を―原発という絶望、松下竜一という希望』(一葉社)『この国は­原発事故から何を学んだのか』(幻冬舎ルネッサンス新書)『小出裕章 核=原子力のこれから』(本の泉社)『図解 原発のウソ』(扶桑社)など。

撮影・録音・編集:秋山理央
機材:SONY HDR-PJ790V、ZOOM H4n

2015年3月7日(土)、円山公園・円山野外音楽堂(京都市東山区)で開催された『­バイバイ原発3.7きょうと』メイン集会での鈴木絹江さんのスピーチです。

鈴木 絹江
NPO法人ケアステーションゆうとぴあ理事長

撮影・録音・編集:秋山理央
機材:SONY HDR-PJ790V、ZOOM H4n

松田 正
「福井から原発を止める裁判の会」原告団事務局長
(大飯原発3.4号機差し止め訴訟福井裁判 原告)

撮影・録音・編集:秋山理央
機材:SONY HDR-PJ790V、ZOOM H4n

2014年3月7日(土)、円山公園・円山野外音楽堂(京都市東山区)で開催された『­バイバイ原発3.7きょうと』メイン集会での制服向上委員会さんのライブパフォーマン­スです。

1曲目『会津磐梯山』
2曲目『おおずさんな』(おおスザンナ)
3曲目『新しい日本!』
4曲目『ダッ!ダッ!脱・原発の歌』

【制服向上委員会】
アイドルグループとして最長の結成23年目。「清く正しく美しく」をモットーに「歌え­る場所ならどこへでも」の精神でライブとボランティアを中心に活動。 「ダッ!ダッ! 脱・原発の歌」がYouTubeで大反響を呼び、制服向上委員会の名前は脱原発の想い­を抱く全国の方々の注目を集める。社会派アイドル として幅広く活動。

【制服向上委員会 メンバー】
金子ゆき(12歳)、木梨夏菜(16歳)、齋藤優里彩(18歳)、齋藤乃愛(14歳)­、かれん(13歳)

制服向上委員会
http://www.idol-japan-records.net/ski/

撮影・録音・編集:秋山理央
機材:SONY HDR-PJ790V、ZOOM H4n